
オリジナルの金属製ピンバッジを作成する際には、デザインが非常に重要です。
ピンバッジは小さくても個性を強く表現できるアイテムですが、製作上の制約や仕上がりを考慮することで、より高品質なバッジを作ることができます。
ここでは、デザインを考える際に押さえておきたいポイントを紹介します(^^)/
~ピンバッジ製作のポイント~
ピンバッジの製作では、デザインの線が細すぎたり、デザインが複雑な場合、製作が難しくなることがあります。
通常、線の太さは最低でも0.3〜0.5mm程度が推奨されます。
線が細すぎると、エナメルやメッキ処理がうまくいかず、形がはっきりしない場合があるため、シンプルかつ太めのデザインにすることが大切です。
また、複雑すぎるデザインは小さなサイズでは見えづらくなるため、主要な特徴をわかりやすく表現するシンプルさが求められます。
ピンバッジの達人では以下の基準にてデータの製作をお願いしております。
ピンバッジは通常20〜30mm程度の小さなサイズで製作されます。
そのため、大きすぎるディテールや細かい文字は、仕上がりで認識しづらくなります。
特に、文字を入れる場合は、はっきりと読めるデザインにしましょう。
金属製バッジに色をつける場合は、ソフトエナメル着色や合成七宝着色の液状のインクを使用しての製作が主流です。
ここで重要なのは、隣接する色同士が混ざらないようにすること。
各色を区切るために金属のラインで色を分けるデザインが必須となります。
色数が多いとコストや製作の難易度が上がるため、3〜5色程度に抑えるのが一般的です。
ピンバッジの仕上げには、メッキ処理やエンボス加工などがあります。
ゴールド、シルバーなどのメッキが一般的で、それぞれのデザインやブランドのイメージに合わせて選ぶことができます。
また、ツヤのある仕上がりや、アンティークのような仕上がりのいぶし加工仕上げも選べるため、ピンバッジの雰囲気を決定する重要な要素です。
ピンバッジの形状は四角や丸形以外にもカスタム可能ですが、複雑な形状の場合デザインを簡易化する必要があります。
さらに、鋭利な部分や細かすぎる形状はバッジの強度を低下させ、安全面にも影響するため、角を丸めた滑らかな形状にするのがポイントです。
ピンバッジの裏側には、タイタックピンやバタフライクラッチ(蝶タック)ピンが取り付けられますが、使用用途や使い勝手に合わせて留め具を選択しましょう。
ピンバッジの達人で取り扱いのある留め具は以下よりご確認いただけます。
留め具の一覧はこちらから
バッジが重すぎると装着部分に負担がかかり、外れやすくなることがあるため、留め具とバッジの重量バランスを考慮することが大切です。
オリジナルの金属製ピンバッジを作成する際には、細かいデザインや製作上の制約を考慮して、シンプルで視認性の高いデザインを目指すことが成功の鍵です。
線の太さや文字のサイズ、色の使い方、表面処理など、各要素をバランスよく調整し、魅力的なピンバッジを製作しましょう。
あなたのオリジナルピンバッジを作りましょう!
金属製ピンバッジは、個性を表現する小さなキャンバスです。
デザインの工夫次第で、世界に一つだけのバッジを作ることができます。
オリジナルデザインの製作をお考えの方は、ぜひ上記のポイントを参考に、理想のピンバッジを作り上げてください。