
2025.06.23
突然ですが、街中でこのピンバッジを見たことはありますか?
そうです。「SDGs」のピンバッジです。
いま胸元につけている方もいらっしゃるかもしれません。
既に知っている方が多いかもしれませんが、
今回は、このピンバッジについて紹介していきます。
2015年9月国連で採択された「持続可能な開発目標」です。
SDGsはその理念の中で、こう説明されています。
持続可能な開発目標(SDGs)とは、すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。SDGsの目標は相互に関連しています。誰一人置き去りにしないために、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要です。
引用 国際連合広報センター
採択されて10年が経っていることに少しビックリしますが、
皆さんSDGsに向けた取り組みは何かされていますか?
日本全体で見ていくと、世界各国のSDGsの達成度を評価した
「Sustainable Development Report」(持続可能な開発報告書)の2024年版では、
日本のSDGs達成度は167カ国中18位と発表されています。
SDGsの考えを広めるために作られたオリジナルデザインのピンバッジです。
17の目標を象徴するカラーリングをモチーフにしたデザインは、よく目立ちます。
街中だけでなく、政治家をはじめとする著名人が着用しているのを、
テレビで目にした方も多いかもしれません。
よく見ることはありますが、意味を考えたことはない方が多いですよね。
もちろん様々な意味があると思いますが、ここでは3つの意味に注目していきます。
〇取り組みのアピール
SDGsが浸透したことにより、このピンバッジをつけているだけで、
企業や団体がSDGsに取り組んでいることを、一目でPRできるようになりました。
SDGsに関心のある企業や団体と繋がるきっかけとしても最適なこのピンバッジ、
日常の中で、無言でも主張ができる点は、大きなメリットではないでしょうか?
〇SDGsの浸透
2015年に採択されて10年が経ち、現在ではSDGsを知らない人の方が少ない印象ですが、
まだ浸透していない頃には、このカラフルなピンバッジを見て、
気になって調べて、知る方も多かったのではないでしょうか?
誰かがSDGsピンバッジを身につけることで、
知らない人に、SDGを知ってもらうきっかけになる。
そうして知った人が身につけて、また誰かのきっかけになる。
そんな素敵な連鎖も起こっていたかもしれません。
〇会話のきっかけ
SDGsピンバッジは目立つこともあり、
プライベートでもビジネスシーンでも最適な話題のタネになります。
たとえば、初対面の取引先との商談の際に、
「SDGsのバッジをつけていらっしゃいますね。当社も力を入れているんです」
といった形で、自然と話題を広げられます。
そこから、お互いの取り組みや知識を共有し合うことで、共感が生まれたり、
新たなビジネスの糸口が見つかることもあるかもしれません。
街中でよく見るSDGsピンバッジは、単なるアクセサリーではなく、
重要な役割を果たしています。
このピンバッジをきっかけにSDGsの存在を知った人もいれば、
共通の話題としてビジネスの架け橋になることもあります。
そして何より、身につけることでSDGsへの想いと行動を静かに、
しかし確かに発信することができるのです。
2030年の目標達成に向けて、私たち一人ひとりができることを考えるきっかけとして、
この小さなピンバッジが持つ力を改めて感じてみてはいかがでしょうか。