世界中のピンバッジの生産が集まる、中国。
ピンバッジの達人で取り扱っているピンバッジも、主に中国の工場で生産しています。
先日アナウンスさせていただきました、2023/1/15(日)~2/10(金)までの納期の遅延につきまして、皆様には大変ご不便・ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
※アナウンスページはコチラから!
ではなぜこの期間遅延してしまうのかといいますと・・
ずばり、中国で「春節(旧正月)」休みに入るためです!
そこで今回はピンバッジの大いなる生産地である中国の春節について、ご紹介します。
1、春節とは
まず春節とは、中国・中華圏における旧暦の正月(旧正月)のこと。
全世界の中国の方にとって最も大切で伝統的な祝日です。
春節は中国旧暦に基づいているため、その年によって日付が異なります。
※ちなみに2022年の春節は1/20(木)~2/15(火)でした。
中国ではこの春節以外にも10月頃に「国慶節」という大型連休があり、
この期間も工場は約7日間お休みになります。
さて、中国ではどのように春節をお祝いするのでしょうか。
弊社の中国人スタッフ(リリさん)に取材をしました!
2、春節の過ごし方
ピン達:春節期間は誰とどのように過ごすのでしょうか?
リリさん:1月1日前後の1週間にかけて、家族や親戚で集まります。どこにいようと、みんな命がけで帰ってきます。
春節の休みは申請すれば必ず認められ、田舎に帰る人などは約1か月間の休暇を取ることが多いです。
営業を続けようものなら社員のボイコットにより倒産するため、この期間に休めない会社はほぼありません。
ピン達:すごいですね・・ホワイトというか、みんなの意志が強いというか・・春節の大切さがより伝わってきます。
リリさん:会社では年末に忘年会があり、上司や同僚の家もお互いに訪問する場合もあります。
ピン達:仲良し!
リリさん:大晦日は0時を超えるまで寝てはいけないといわれています。理由はこの日を過ぎると新しい一年になるため、0時以降に寝て寿命が延びることと健康を祈る意味があるから。
ピン達:私は大晦日はしゃぎつかれて気づいたら0時前には就寝していることが多かったので、今年は頑張って0時を越そうと思いました。長生きはしたいですよね。
リリさん:中国も紅白歌合戦のような番組があるのですが、2時ごろまで放送しています。
ピン達:すごい!!これならみんなで楽しく0時を越せますね!
リリさん:年を越えて新年になったら、まず家族・親戚と集まってご飯を食べお祝いし、お年玉の受け渡しや初詣に出かけたり、友達と会ったりします。花火大会があるので、それも見に行きます。
ピン達:花火まであるんですね!最高の年明けですね。
3、春節ではどういうものを食べるの?
ピン達:そこで気になるのが食べ物です。中国にはおせちは有るんですか?
リリさん:おせち料理足らないヨ~笑笑
ピン達:そうなんですか!?おせちも結構あると思うんだけどなあ・・写真とかあったら見たいです!
リリさん:いいですよ~
ピン達:・・確かにおせち料理では足りなさそうです。そしてすごくすごくおいしそう!
リリさん:中国の南北で主に食べるものが違い、南ではお餅や海鮮、北では水餃子やお肉を食べます。わたしは大学でこれについて論文書きました。
ピン達:すごい・・ガチな方だ。
リリさん:盛り付け方や使うお皿も違うんですよ。そしてこれらの料理はその日中に食べなければいけないんです。
ピン達:私ならラップで冷凍して休み明けのお弁当のおかずとかにしてしまいそうです。。
リリさん:朝から用意して夕方から食べるので、夕方は外に人っ子1人いません。
ピン達:そんなにしっかり用意するんですね!それはこの量が用意できるのも頷けますね。
4、飾り付けや縁起物はあるの?
ピン達:では日本の門松のような飾り付けや縁起物、お年玉はあるのでしょうか?
リリさん:ずばり、あります!!
幸福の”福”の字を反転して飾ったり、(外から見たときに”福”に見えるよう)
門松の代わりの様な飾り物もあります。それがこちらです。
中国では一年の抱負を書いた紙をこの上にはり、それを一年中貼ります。
5.7.5のように文字数も決まっています。赤・金・銀の提灯も町中にあふれかえります。
ピン達:すごい、豪華ですね!日本とは少し違う部分もあるかと思いきや意味は同じだったりして、とても面白いです。
リリさん:昔は家の中から外まで全てのものを新しくしていたんですよ。
ピン達:経済力も相まっていろいろとすごいですね・・年賀状とかもあったり?
リリさん:年賀状もあります。ただ前述のとおり実際に会いに行く人が多いです。
ピン達:行動派ですね。色々教えていただきありがとうございました!!
いかがでしたでしょうか。
今回リリさんのお話も実際に聞いてみて、改めて文化の面白さを体感したと共に、いつも遠くに感じる中国のことがより身近に感じられて嬉しくなりました。
皆さんにも春節中の様子がすこしでも伝わり、よりピンバッジと生産地中国を身近に感じていただけますと幸いです。